映画綺譚
ホテルのロビーで瞬くシャンデリア
鍵を受けとって
屋上にドアを放つ
1000機のカメラが浮かび
ぼくらを視ている
赤い目の御加護が
今夜 ありますように
映画を撮るのさ
美しく燃える街の姿
映画になるのさ
勇敢な僕らの行いが
夜を見晴らせ
レンズをのぞいて
近くのトラジディも
離れればコメディー
導かれたぼくら合図を待っている
至高の芸術 プロペラの風が吹く
映画を撮るのさ
美しく燃える街の姿
映画になるのさ
勇敢な僕らの行いが
決して怖れることはない
墜ちゆくミカエルもミサイルも
火の粉がかかるはずなんてない
だってそれは VTR VTR
決して怖れることはない
墜ちゆくミカエルもミサイルも
火の粉がかかるはずなんてない
だってそれは VTR VTR
監督は誰だ
現場には姿は見あたらない
賛美歌のような眼差しを
背中に浴びながら
決して怖れることはない
墜ちゆくミカエルもミサイルも
火の粉がかかるはずなんてない
だってそれは VTR VTR
決して怖れることはない
墜ちゆくミカエルもミサイルも
火の粉がかかるはずなんてない
だってそれは VTR VTR