秋がくれた切符
Kazutoshi Sakurai
風の匂いもいつしか 秋のものになってた
カーディガン着た君の 背中見てそう思う
公園の緑は その葉落としはじめて
カバンの中に一枚そっと着地した
神様が僕らにくれた
何かの切符みたいだ
でも どこへ行けというんだろう
この葉眺めて思う
茜色の夕日は 綺麗で切なくて
このまま時間が止まればいいのにな
神様が僕らにくれた
何かの切符みたいだ
でも なんの褒美なんだろう
今日も喧嘩したのに
神様が僕らにくれた
何かの切符みたいだ
君はまだ気付いてないんだな
その贈り物に
風の匂いもいつしか 秋のものになってた
寒そうにしてる君に 駆け寄り手を繋ぐ