千里の夢と繭
Mafumafu
ゆらりゆらり絆されて
ゆれる千里は繭の中
望まない幸せに 名も知らぬ夢は消えた
罪作りな愛と知らずとも 確かに脈打つ心だ
この夕闇と波間に揺らぐ灯
ガラス玉みたいな宝石みたいに
彩りを知らないまま
ただ掛け違うだけの愛と
取りこぼすほどの願いと
貴方がくれた唯一で心臓が止まらない
一度だけでも今日だけでも
抱きしめられたい
ゆらゆらり繭籠もり
遠く手招くお月様
名乗れないボクの夢
真っ白に咲いたボクの夢
待ちぼうけ越しの行く宛ては
果ての果ての世の果てで
ゆらゆらと貴方を待とう
何時何時何時迄も
ゆらりゆらり絆されて
故意か愛かに閉ざされるだけ
手折られた明日と邂逅
小さく響くすすり泣き
救われぬボクの夢
紡いだ糸はボクの夢
待ちぼうけ越しの行く先は
果ての果ての世の果てで
閉ざされた千里先
貴方のことを待とう千切れぬ繭の中
何時何時何時迄も