Tomato Game
Masaharu Fukuyama
名前さえ知らないいつものやつら
ノイズ吹かしながら集まってくる
週末ごとのレース目当てさ
午前3時過ぎの工業地帯
くわえタバコみたいな煙突が並ぶ
コールタールの風が鼻につく
怪しげな静けさと黒い雲
天気予報 今夜から
嵐になると警告が oh
この街のルールに潰されたくない
誰のためでもなく
自分になるためスピード上げる
ガソリンアレイから来たと
カタコトの男
左耳に3つのピアスをしてる
同じニオイを感じるヤツさ
たった400mのゲームの中に
トマトみたいに潰れる人生が見える
だけどチャンスはこれしかないさ
明日の朝 新聞に載るヤツが
一番のヒーローさ
きっと今夜はキメてやる oh
現実を認める心を蹴りつけ
焼けついたエンジンオイルの
ニオイに駆り立てられる hey
夜の闇がオレを攻める
もっと速く速く
汗ばんだTシャツ乾いていく頃
遠い空からまた同じ
朝陽が昇ってゆく