心音
Masaharu Fukuyama
恋なんてしないって決めてたんだよ
だから最初は知らなかったよ
こんなにもこんなにも
君のこと好きになってたんだって
寂しくないって本当に
一人がいいって本当に
誰の邪魔もしたくないし
誰にも邪魔させない
自分だけの生き方
歩いていた
だけど
出逢ってしまった君という
繋がってしまった運命に
戸惑っているけれど
泣けるほど 切なくなる
いつだってこんな弱くないのに
君のせいだってこの涙は
凍えていた心を今溶かすのは
その笑顔のせいなんだって
変わらないって思ってた
変えられないって思ってた
君になんて伝えようか
揺れるこの心音
期待と不安がねぇ
眠れぬ夜に
響く
怖がっていたんだ
人一倍 傷つきがちな性格だって
見抜かれてしまうのが嫌だから
隠してきた
抱え込んだ生きづらさや
縺れ絡まった自分らしさに
こんなふうに寄り添ってくれるのは
君が初めてだったよ
いつか二人が
お互いの知らない
人と結ばれても
二度と逢えなくても
見つけてしまった君のことを
始まってしまった恋心は
片思いかも知れないのに
苦しいほど いま逢いたい
恋なんてしないと決めてたんだよ
だからやっぱり言えないんだよ
こんなにも こんなにも
君のこと好きになってたんだって
このまま好きでいいですか