蛍
Masaharu Fukuyama
ありがとう この街で
僕のこと 見つけてくれて
僕たちは 何もかも
知りたくて 恋をした
どこにいたの どんな世界で
君は生きてたの
誰を愛したの どんな傷があるの
ひとりきり 泣いてたの
いま
君だけを 見つめてる
怒った顔も 笑った顔も
この言葉じゃ きっと足りないけど
君が好き
つくり笑い 嫌いなこと
カミナリが ダメなこと
僕たちは 何もかも
違うから 愛しあった
僕が育った 街にいつか
一緒に帰ろうよ
古い教会 坂道の通学路
逢って欲しい 人がいる
いま
蛍火の ように僕ら
生命の火を 燃やしている
ちっぽけでも どんな悲劇さえも
焼き尽くすように
いま
君だけを 見つめてる
出逢った春も はしゃいだ夏も
泣いた秋も 寄り添い歩いた冬も
君が好き
ありがとう この街で
出逢ってくれて
生まれてくれて