パメラ
Keina Suda
長い夜は貴方の事ばかり考えて時を過ごす
近づいた夏の気配
茹だるその声で触れて欲しい
眩暈がする
その仕草も言葉選びすら理解出来ず
瞬きのような毎日が無常にも過ぎていく
熱を持つ呼吸
割れた花瓶
いずれ全て何気なくなっていく
雲隠れする水色
言葉で片付くものなんて
一つも要らないと思う
だんだん独りが染み付いて
寂しさの感度も忘れていく
最低な夜は切り裂いて
この夢が覚める前に
覚えのある愛の言葉
偽物な貴方によく似合う
黄昏が街を包む
風穴の空いた心だ
有り余る理想
欠けた虚像
いずれ全て何気なくなっていく
うつつは未だ灰色
言葉で片付くものなんて
一つも要らないと思う
がんがん鼓膜をつんざいた
迷えるあの雷火も鳴いている
最低な夜は出し抜いて
遠い朝へ逃げる為に
だんだん独りが染み付いて
寂しさの感度も忘れていく
最低な夜は切り裂いて
その手を差し伸べておくれ
だんだん独りが染み付いて
寂しさの感度も忘れていく
最低な夜は切り裂いて
この夢が覚める前に
この歌が終わる前に