ずっとそばに
Yumi Matsutoya
ゆれる海に潜るような
何もきこえない ひとりぼっちのとき
きみはハンター もがきながら
宝物みつけ きっと戻って来る
かわってあげられぬ痛みが哀しいわ
どんなに思っていても
たなびく夕映えの雲 私に
涙あふれさせてくれたかわりに
そっと呼んで つらいならば
時を かけて行くわ
人は勝手ね 淋しいからよ
きみらしいフォームでゆっくりと泳いで
疑うこともなく知り合う人々を
"ともだち"と呼べた日々へ
ふりそそぐ8月の雨 私を
はだしで笑わせてくれたかわりに
そっと呼んで 胸の奥で
ずっと そばにいるわ
今日も 明日も ずっと