Misty China Town
Yumi Matsutoya
チャイナタウン 更けてゆくわ 深い霧を紅く染めて
ふと すれちがう影もなぜか 涙ぐむような
ランタン 傷だらけの心抱いて迷い込めば
ほら 海の風が耳のハープふるわせる
チャイナタウン 哀しい街 誰もひとりになりきれずに
また 眠れない夜が過ぎてゆこうとしてる
ダウンタウン 汚れた路地 口笛吹き歩きだせば
あのときと同じ 光る橋がにじんでる
ニューイヤーの長い汽笛
爆竹に消されるプロポーズ
笑い声やグラスの音
今でも どこかで 響いている
チャイナタウン 灯り漏れるドアの奥から聞こえてくる
あのときと同じ甘いメロディ 途切れ途切れ
チャイナタウン 更けてゆくわ 深い霧を紅く染めて
また ここで会える 忘れられぬ幻に
忘れられぬ想い出に
忘れられぬ ミスティ チャイナタウン