Lundi
Yumi Matsutoya
窓たたく雨の音 突然のモーニングコール
それ以外何もかも同じ月曜の朝
いつもより目がはれて 疲れているわけは
きのう二人が別れたせい
読みかけの小説を少しだけ読みましょ
コーヒーが入るまで 何も思わぬように
テーブルのあちこちに散らかった残骸が
今度こそ終わりと言ってる
止まる時間と流れる時間が
まるであやとりしているみたいね
いかなくちゃ いかなくちゃ そろそろいかなくちゃ
私を待ってる私がいる
恋は去り雨は止み 後に残ったのは
意外にも平気な私と 変わらぬくらし
あなただけ あなただけ そう思った頃が
なんだか自分じゃないみたい
思い出さなきゃ苦しくはないなんて
誰も教えてくれはしなかった
いかなくちゃ いかなくちゃ そろそろいかなくちゃ
私を待ってる私がいる
もっと急がなきゃ もっと急がなきゃ きのうを追い越さなきゃ
乗らなくちゃ 乗らなくちゃ いつものあのバスに
いかなくちゃ いかなくちゃ そろそろいかなくちゃ
私を待ってる私がいる