時空のダンス
Yumi Matsutoya
伝説の波がやって来るとき
まぼろしの虹が現れるという
今 あなたの瞳にうかぶのを 私は待ち焦がれていた
もう 恐れさえ味方にして向かってゆくよ そこまで
夢に見た雲がうず巻いている
陸からの風を背中にうけて 速く
遥かなる時を超えて やっと巡り会えた恋人よ
あなたのために 生まれて来たの
漕ぎ出した肩先には 見る見る立ち上がる水の壁
昇りきったら 愛し合おう
まぶしさに閉じた瞼の裏に
永遠の虹が灼きつけられる 強く
あなたに身をまかせたなら
さあ 時空のダンスを踊ろう
モーゼのように 海を分けて
伝説の波がやって来るとき
まぼろしの虹が現れるという
今 あなたの瞳にうかぶのを 私は待ち焦がれていた
もう命さえ追い越して 向かってゆくよそこまで
夢に見た雲がうず巻いている
明日からの風を背中にうけて 速く 速く