Story Of A Sucka MC
とあるラッパー名前はNujack
ついここ最近大学に入学
それと同時に出歩く週末
デビュー遅めじゃ断れねえ誘惑
誘われたラップのライブ
ちょっとだけ浮いてた
TシャツのサイズでもOK
超楽しんだラッパーって好き
勝手な事言ってればいいんだ
ふーん なんか俺もできそう
家帰ってみて書いてみたテキトウ
結構ぽいじゃん
ヨーチェケラッチョ
鏡の前で超安易な発想
会ったばっかのオタクDJに
本気だ何だってゴタク言って
作らせたオリジナル Nujack Beat
それからはスタジオの週末に
買った服装は意外にハーコー
さながらG Unit ばりの格好
知り合い辿ってクラブ平日
2曲ノーギャラで交渉成立
そしてライブの日
買ってきたダブルXサイズのT
キャップはヤンキース
つばなら斜め
マイクロフォン掴んで
「ヨーみんな騒げ!」
ノーリアクション
前の方の客も奴には興味なさそう
それもそのはず全てがBite
その辺のアイドルの方がまだタイト
ほかのラッパーは
インディーながら
新人ながら客は
みんなジャンプアラウンド
「すいません!
写真とってください」
ってカッコつけたら渡されたカメラ
ふーん 一人考えた
これじゃダメだクラブなんかやめた
そして送ったデモテープ
そして掴む稀なケース
メジャーレコード会社のディール
プロダクション決まって
ハイ マス・アピール
紙資料にはしっかり
「クラブでライブ」
話の筋だってずらすぜ だいぶ
そしてライブ会場
控え室ももらい マジナイス対応
バックステージですれ違ったのは
この前写真撮らされた人気ラッパー
でも今日は俺の方が
悪いけど頂くぜこのフロアー
鼻で笑い過ぎる怒り肩で
マイクロフォン掴んで
「ヨー みんな騒げ!」
反応いまいち
まるで出来なかった奴に仕返し
畜生 そしてひらめいた
こうなりゃあいつ
ディスるしかねえか
そして作られたディスリソング
誹謗中傷 聞いたら引きつりそう
なんも知らねえパンピーが騒ぎだし
次第にNew Jack熱も高まりだし
それに 怒ったのはやられた方
分けわかんねえ喧嘩買わされた方
速攻アンサーソング
ガンガンドロップ
食い止めたNujackのワンマンショー
「その辺でやめなさい
そんなことは」
プロダクションの社長が吐いた言葉
「だからもう既に
手ならば打ってあるから
知り合いの方に
よろしく言ってあるから」
突然 クラブの裏にワゴン
全面スモークのマジ怪しい窓
さらわれたラッパーとそのクルー
クラブは静かだったその冬
もちろんNujack は超ご機嫌
なんも言われないやってホッとして
歩いてたら前から声荒げ
「いたぞ!Nujackだ!
よう!みんなさらえ!」