缶コーヒー
yuna.
突然に途絶えた連絡 暗い部屋 流した音楽
あなたがあまり好まない曲と声と
あまい あまい ラブソングなんてさ 俺らには程遠いものさ
そうだねって 一緒にロックバンドのCDを聴いてた
自販機へと向かうふたりの影 少しのズレが重なってきた頃
缶コーヒー ブラックは苦手なのに
tell me 曖昧にしないで
流される 星が綺麗だなぁ
夜と眠れないまち まだ落ち着かないの
輝かしいあかりたちが 灯す
時計の針が指した 午前0時
深い 暗い 長い 夜 空き缶コーヒー 苦味が残る
あのバンドだって暗い愛を 歌っていたじゃんか
そのせいかな きみといてもなんかさ
ラブソングみたいに うまくいくわけもなく
ブラックコーヒー きみとの関係みたいに
夜と眠れないまち きみはどうだろう
鮮やかな人通り 部屋にひとり
時計の針が指した 午前0時
深い 暗い 長い 夜 缶コーヒーに口をつけた
夜と眠れないまち あなたはどこへ
夜と眠らないまち ふたりの影は
ゆれる ゆらす 消える 朝が来る前に
きみとの あなたとの ながい夢を見た