光の夜
Nobuo Ohki
小さな星を見上げた僕ら
息をする事も忘れたね
光と影が混ざり合うから
世界は色鮮やかになるんだな
満たされないまま
時は果てしなく流れてゆく
手を振る君に何も伝えきれなくて
光の夜 美しくて
時が止まる気がしていたんだ
あの日君がくれた夢を
今でもまだ抱えたまま
名もなき星の光がいくつも
僕の体をすり抜けてく
たった一つのその答えが
聞きたかっただけさ
何を手に入れたんだろう
何を失ったのだろう
数えきれない星に
その答えを探して
光の夜 震えながら
僕は君の名前を呼ぶんだ
この夜空を信じたなら
新たな世界が始まるさ
光の夜 手を伸ばせば
君に触れられる気がしたんだ
いつの日にかまた会えたら
少しだけ泣いてもいいかな?