空へ向かう木のように
Daishi Wehara, Hiroshi Shibasaki
乾いた心に 水をやりながら
色を枯らした 裸の枝が凍みる
見慣れた街並みを ほのかに彩る
揺らぐ陽だまりに 手を伸ばす
いつかは 誰かの為に生きたいと
頼りない未来に 期待を膨らませれば
無骨な記憶を手繰り寄せながら
ちっぽけだったと笑う日は訪れよう
時に風が葉を枯らしても 凌ぐ涙溢れ出しても
ただゆっくりと 焦らずに伸びる
空へ向かう木のように
また一つ また一つ 静かに舞い散る
忙しない時代に 力尽きた欠片
黄金の絨毯が 一面彩る
いつか落とした葉が 明日を照らすだろう
時に空が見放しても 凍える世が訪れても
ただゆっくりと 焦らずに伸びる
空へ向かう木のように
Oh, yeah
Oh, eh
時に風が葉を枯らしても 凌ぐ涙溢れ出しても
ただゆっくりと 焦らずに伸びる
空へ向かう木のように