見上げた流星
平義隆
ねぇ 幼い頃
探していた夜空の流星に
さまざまな願い伝えたこと
その輝きと競うように
あぁ いつの間にか
日々の中でうつむいてばかり
立ち止まって空見上げること
気づいたら人はみな忘れていた
無力な自分見つめて
諦めそうになるとき
不器用に笑った友の
あのぬくもりを心に灯すよ
同じ時間(とき) 同じ空の下で
同じ痛みを分け合いながら
ひとつひとつの小さな夢が
大きな星座になるから
変わり続ける世界の中で
変わらない愛(もの)が
きっとあるんだ
目を閉じて信じれば
その胸に輝いてるよ
ねぇ 誰もがみな 孤独の中
震えてたのなら
心を重ねて 今出逢えた
その意味を確かめて歩き出そうよ
理不尽な現実に
投げ出しそうになるとき
記憶の中に生きてく
あの笑顔を心に映すよ
いくつもの過ぎ去った季節を
今はもう振り返りはしない
旅路の果てに掴めるものが
きっとあると信じてるから
変わり続ける時代の中で
やがて離れてく運命だって
共にいる この瞬間(とき)を
いつの日も噛み締めていくよ
今は星屑みたいな夢も
いつかは強く輝き始める
ひとりひとりが手を取り合って
大きな星座になるから
あの日瞬いた流れ星は
変わらずに今でもそこにあって
目を閉じて信じれば
その胸に輝いてるよ
君のこと照らしているよ