交差点、信号、君と僕
君がふいにうつむいて
「ごめんなさい」とつぶやいた
次の瞬間には また笑顔に
変わったのを 覚えてる
いつも僕のわがままに
君はちょっと困り顔
だけど最後には「君のままでいて」
励まして助けてくれたね
別れ際静かにキスをした
変わり映えしない夕暮れ
当たり前のように手を繋いでたけど
特別だったんだよね
あの日言い切れずに伝えそびれたこと
あの時掴みそびれた君の右手
多分もう二度と君には届かない言葉たち
二つに割れた心が痛いんだ
交差点で君が言った「またね」
僕は何にも言わずに背中見送った
もしも願い事が一つだけ叶うなら
君に言わせてよ 困らせてごめんな
少し前の僕ならば
見えなかったこの景色
人ごみの中に消えて行った君を
今なら上手く探せるのに
改札抜けたエスカレーターに
君の面影を見つけた
そっと僕の背中に顔埋める癖も
他の誰かのもの?
今日と過去とが混ざり合い溶け出した
夜空は今にも泣きそうな顔してる
握り返す人もいない手の平の行き先は
君以外に存在しなかった
交差点で僕が言わなかった
言葉が心の中でトゲに変わる
もう少しだけ僕が優しくなれてたら
君は強がらず 笑っていられたかい?
新しい人 新しい声
だけどどうしても違うんだ
君じゃなけりゃ埋まらない
僕の腕の中で微笑む君をまだ 探してる
あの日言い切れずに伝えそびれたこと
あの時掴みそびれた君の右手
多分もう二度と君には届かない言葉たち
二つに割れた心が痛いんだ
交差点で二人が交わした「さよなら」
僕は本気で君のことが好きだった
もしも願い事が一つだけ叶うなら
君に会いたいよ ワガママでごめんな