不純異性交遊
LITTLE
八月祭りの夜に みんなのウラ
かいてかくれた神社のウラ
月明かりをさけて口づけた
欲望が体をつきぬけた
何度も何度も満足の
いくまで君の感触を
なめるようにして確かめる
唇にしみるキャンバスリップ
たった一度の
ずっと特別だった君との
特別な特別な経験さ
この想いだけは永遠さ
夏がすぎ
たったひと月で木々は色付き
君はオレになんのことわりなく
どんどん大人になる
何事もなかったような
分かったようなしぐさ
ふくらんだ乳房
自分がおいていかれているんじゃだ
なんて沈んだ気分さ
細い足がスラっとのぞく
秘密めいたスカートの奥
一体何がどうなっているの
一回でいいから見てみたい
隣のクラスでは新しいカップルが
次々とやったらしい
一年目の立場かたなし
来週のあの日こそ待った無し
それはオレが告った日
君をはじめて家まで送った日
一年前の今日が始まりで
今日が待ちわびた旅立ちさ
あの日と同じ帰り道
握った君の手が汗ばんだ
オレはキスの先をやたらせがんだ
こばむ君に問い詰める
「なぜなんだ?」
その体を無理矢理抱いた
そして君は服をぬぎだし泣いた
まるで子供だったはずの
オレの腕はすでに男だった
ただ大丈夫って言うだけの
君の涙染める夕焼けと
まわりには花が咲いていて
君は泣いていて おれは最低さ
幼い言葉と心と体で
大人と子供の狭間で
幼い言葉と心と体で
大人と子供の狭間で
幼い言葉と心と体で
大人と子供の狭間で
はさまってる感情快感欲望愛情
不純異性交遊