the WALL
稲妻のような感情 その奥を知りたくて
離さないようにぎゅっと抱いた 黄昏に揺れる空
本当はわかってほしくて
わかられたくなんかなくて
誰の心にだって触れないことが
強さだと思っていた
ぼろぼろのメロディ 律動 青い傷跡
それが混ざりあって消えないから
歌うのは痛いよ 怖いよ
それでも君と紡ぐありふれた唄
すべての壁を越える唄
震える手足は健在 君はそれでいいと言うね
透明で臆病な僕に何が残せるのかな
伝えたいことなんてもう
枯らしたはずなのにどうして
昼と夜のあいだ
その橙を描きたくなるの
美しい光景 脈動 笑ってもいいよ
独りが怖くなった僕を
神様はきっと 僕らが独りぼっちで
寂しく歩まないように
か弱く産み落としたんでしょ
噎せ返るような歓びも
聳え立つ無数の壁も
全部 全部 この声のためにある
溺れるほどに深い霧の海で自分を呪いたくなる日は
君の目がずっと 強くて 泣けちゃうくらいに溢れた
ぼろぼろのメロディ 律動 青い傷跡
それが混ざりあって これからも
歌うのは痛くて寂しい でも
君とならそれを 世界を 歌ってみたい
すべての壁を溶かす 歪であったかい唄