ガラス玉
Hyde, Ken
バランス失くした魚のように
僕はらせんを描く
水面に揺らめくキレイな月が
泳ぎ疲れた肌をそっと照らして
こぼれてゆく吐息はガラス玉
たくさんの光り集め舞い上がってく
Words into the silence
月はそっと波を揺らすけれど
とめどなく流れ出した (into the silence)
記憶は胸をしめつけて
あのやさしさもあのときめきも持ってくよ (into the silence)
時に抱かれて into the silence, into the silence
もう僕はこれ以上泳げないから
今また凍った雫の波紋が指先まで広がり
あゝ少しずつ途絶えてく (into the silence)
真っ白な時に魅せられて
あの歌さえもう思い出せない (into the silence)
あゝこのまま僕は消えてしまいそう
Into the silence
水面に揺らめくキレイな月が
泳ぎ疲れた肌をそっと照らし