斬~ZAN~
GACKT.C
指先に触れた温もりも
今はただ追憶に消えて
眠れない夜は訪れ
過ちの夜明けに怯える
今も君だけには
別れの言葉は届けたくはない
地獄の果てに
死に場所を探して
穢れた闇を越えて風よ舞え
散切れた佗は紅く朽ち果てるまで
息は絶え...
ただ泣き崩れた
その瞳が未来を描いた
腐食した翼を広げて
微笑む僕がいた
穢れた闇に高く舞い上がれ
散切れた翼 広げ朽ち果てるまで
人の血を奪ひて咲ける
ぬばたまの夜に紅の花
雨降れど月は隠れず
夢にぞ見つる君が姿を
水面に帰る月のように
きっとアナタに逢えるから
穢れた闇を越えて風よ舞え
散切れた花は紅く咲き乱れて
見上げた空は碧く、安らかで...
サヨナラ 愛しい君よ
涙はいらない