戦慄の子供たち
光る眼で闇を読む
恐るべき子供達
生まれてきた時からずっと
愛とは凶器で
真っ赤に濡れた胸を掴んで
傷口に埋めた
腐敗の中から成せる世界には
華やぐ絶望
生かすも殺すもわたしたちの業
犬のように笑い 豚のように泣いて
喚きつづけたあとには
さあどうする
守られあやされ毀れて
息づくこの身は抜け殼
ひび割れ煌めく心の
引き金に指を掛け
守られあやされ壊して
すべてわかったふりをして
撃つのは甲斐なき幻(ゆめ)ばかり
足の生えた亡霊の群れ
遊戯の死を踏めど
生きるために焦がれて探す
ゲートは 地の底に
どんな始まりも終わりの為では
非ざる凶暴
わたしを救うのはわたしたちだけ
敵のように愛し 友のように憎み
偽りながら出会ったわけじゃない
番って求めてさぐれば
みんな沈んでく気がする
上澄みに浮かぶ心は
汚れてはないと知る
番って求め弄って
涙にならない痛みを
さあ口移しで分け合おう
眠る眼で闇を抱く
哀しみの子供達
守られあやされ毀れて
息づくこの身は抜け殼
ひび割れ煌めく心の
引き金に指を掛け
縛られ囲われ飼われて喰まれて
抗う切なる自由よ
呪って夢みて疎んで祈って
運命よ!
生きたいと願う
まだ残れるわたしの命