船出の街
何処かにある楽園もとめて
旅立つ冬鳥達が空に
眺めた色とりどりの雲は
都会に舞い降りてくるstory
まるで夢のなか歩いて
たどりついたカフェテラス
身を寄せ合うようにふたりは
瞳と瞳 見つめ合ってた
足早にすぎる人々が
しきりに時を確かめて
何も言えず 思いは遠く
抱きしめて暖め合ってた
温もりの中にうもれたいのかい?
また 想いをきっと届けるよ
何処かにある楽園もとめて
旅立つジプシー達の夢は
まるで古い神話の中の
エルドラド探し求めて
まじり合う あわいマーブル模様
空から舞い降りてくるシンフォニー
歩き出すふたり
目抜き通りを通りすぎる
遠くのぞむ摩天楼
幾何学模様を描き出して
並木通りにさしかかり
木陰の下で嗚るメロディー
言葉も無く 夕暮れの街
見つめ合い 忘れかけていた
温もりの中にうもれたいのかい?
また いつしかきっと会えるさ
また運命の風に二人は
魂を揺らされて
防波堤でのkissin time
海岸沿いに明かりが灯り
別れの時を告げる汽笛
港町に響き渡る
めぐりめぐる まぼろしのように
照り返す夕陽の港に
やがて遠く船が出て行くように
潮騒に消えゆく汽笛に
まぶしい陽が沈んで行く船出の街
照り返す夕陽の港に
やがて遠く船が出て行くように
潮騒に消えゆく汽笛に
まぶしい陽が沈んで行く船出の時