太陽のロザリオ
もう嫌になるよ 生きるのが下手でさ
叫び出しそうになる心に 無理矢理 蓋して
Hurry up! Hurry up!
そう急かされても さして変わらないよ
そして 明ける 冷たい夜よ
誰かくれよ おやすみのキスを
窓枠が落とした 影絵はロザリオ
即席の十字架をみつめて 両手 結んでみる
神だ 愛だって すがるだけじゃ 救われやしないと
言うけど 今の僕を見てよ
祈りたくなる気持ちもわかると思うよ
選んできたのが 他の誰でもなく自分だって
気づいてるからこそ 余計に悔しいんだ
何の理由もない 最初から答えなどない
それでも 僕を やっぱり 生きていくんだろう
朝の光は 溶けて消えた ほら もう時間だよ
いつも通り 今日へ ドアを開けるよ
まともなふりをして 取り繕ってても
そもそも うまく群れに馴染めない 臆病者だから
偶然 繋がった いくつかの出会いのおかげで
どうにか この場所にいるけど
ふと 露わになるの 欠落した心が
子供の頃から 誰かの後をついていくばっか
立派な大人になど とても なれそうにはない
同じ今はない 少しは進めてるのかな
明日も 僕は やっぱり あがいてるだろう
午後の光は 相変わらず ほら やわらかなまま
正否もなく そこに あるだけなんだよ
何の理由もない 最後まで答えなどない
それでも 僕を やっぱり 生きていくんだろう
か弱い光が 胸に溶けた ほら もう時間だよ
いつも通り 日々へ ドアを開けよう