山の音
Ken Yokoyama
山の奥深き 秘境の宿に
この身を寄せて独り
穏やかに暮らしたい
歌わずいてくれよ 遠いやまびこよ
記憶を消して来た 因果者の歌は
シャレにならない過去はすべて
湯けむりとともに飛ばしてゆけ
心に刷り込まれた哀しい習性が
昨日を連れ戻そうとするけど
沢の水の流れに この身をまかせ
行きつくところまで
流れてゆけばいい
シャレにならない過去はすべて
湯けむりとともに飛ばしてゆけ
心に刷り込まれた哀しい習性が
昨日を連れ戻そうとするけど
やがて霧は晴れて 白い夜明けに
この身をさらすときが
訪れたとしても
この身をさらすときが
訪れたとしても
行きつくところまで
流れてゆけばいい