八月の鯨
憶えてる? あの日 八月四日
はしゃぎ過ぎ 愛を凍らせた日
ああ 戻れないのは(たぶん)
君のせいだし
ああ 進めないのは(きっと)
僕のせいだね
急ぎ足過ぎてく八月
大きく息を吸い込んで
振り向く九月 2人
どこへ向かっているの
あの夏へ 還るの?
ああ 戻れないのは
君のせいだし
ああ 進めないのは(このまま)
僕のせいだね錆びついた時間の中で
ああ 戻れないのは(まだ)
君のせいだし
ああ 進めないのは 僕のせいだね
Oh oh oh
悲しいね 悲しいね
真夏の 記憶は
知らず知らず溢れてきて
でも君には知られたくない
僕は真っ黒な鯨悲しみの海を
1人泳ぐのさ そう泳ぐのさ
そう泳ぐのさ 泳ぎ切るのさ
ああ 戻れないのは 君のせいだし
ああ 進めないのは 僕のせいだね
そんな風にそんな風に季節を送って
あんな風にあんな風に
無邪気に笑って
どんな嘘でいいの?
海は今静かだよ僕はまた目をつぶる
悲しいね悲しみは悲しみを握りしめ
立ち尽くす締めることできない
おかしいねおかしいな
涙なんかじゃないよ 1人きり