夕陽に溶け出して
Takeshi Kobayashi
賑わっている街で ぼんやり空を見上げる
遠くで傷む心 毎日ニュースが告げてる
真実ってわからない
他人も上手に庇えない
無数にある正しさ
だけど答えはきっと
自分の中に吹く風だよ
明日がもしも 晴れるなら
空を見上げて歩きたい
いつもの道も違ってる
自分の眼で見つけていくよ
光と影が 織りなしてる世界
感性のボリュームを上げて
毎日続いていく 争いごとを避けて
笑顔でかわすことなら 少しは上手になれた
だけど 気づき出しているんだ
夕暮れの空 ちぎれ雲 どこまでも広がってるけど
自分の歩幅は小さくて 頼りない靴音鳴らす
孤独の淵が 曖昧になるような
夕陽が溶けて 鼓動と重なる
この道を歩いてく どこかに繋がってる
そこに何があるのか 分かることはないけど
昔から星は夜空に 月は蒼白く照らされ
みんな同じもの見て 違う夢見て
明日がもしも 晴れるなら
あなたに会いにいこうかな
いつもの道も違ってる
まるで答えのように思えた
太陽が沈んでいったなら
みんなで また還っていくんだ
どこまでが 自分なのかさえも
気づかないほど 夕陽に溶け出して