Little Flower
浩志 稲葉
夜更けのひとりごと
月も笑って眺めてるよ
今までの僕は
ひび割れたグラスだと
ぽっかりあいた穴から
なにもかもこぼれてる
本当には うれしくも
かなしくもないような このこころ
めくるめく ひとりごと
誰も聞きたがってないよ
流れる雲に吠える...
猫は知らん顔で寝てるよ
君のわかりやすい笑顔が
意識の底に話しかける
あなたのその胸をさいて
どろどろのこころを見せてと
目を覚まそう
むなしがりやの夢は もう終わる
うなされてる 僕の指を君が
つかんでくれる 強くしっかりと
いっしょならば やすらぎや
はげしさや 寂しさで
すき間は埋まってゆくよ
これからはもう 空っぽじゃない
目を覚まそう ひとりよがりの
ドラマにあきたなら
やわらかい 君の頬に
そっと手を触れてみよう そっと
与えたことばかり 覚えていた
僕に おやすみ
小さな花を 抱きしめる君を
抱きしめてみたい
今度は僕が