花束
幸せを束ねた花みたいに
重なっていくことを夢見てた
今日咲くかな 咲かないのかなぁ
思うだけ
ねぇ少し光が足りないかな
与えすぎるとすぐにしおれるから
余裕のないあいづちばかり
変わらない自分にうんざりする
なんでもないよって
強がるあなたのこと
気づかないふりしてごめんね
「愛してるよ」ってもしもあの日雨の午後に あなたに返すことができたなら
また同じ夜明け見れてたかな?
あなたがいるこの世界に生まれてこれたことを
幸せと呼べる日がくるなら
ねぇ まだ見たこともない空も その青さも
幸せで溢れたつぼみのように
しぼむことはないと思ってたんだよ
痛いくらい綺麗な過去が
なにもないこの部屋に溢れてる
心配ないよって
優しいあなたにさえ
本当を言えずに
「さようなら」の言葉よりも上手にあなたを
忘れられるほど器用じゃないから
愛に憧れたりはしない
あなたがいたあの日あの場所あの瞬間も
きっといつか流されていく
ああ 色とりどりの花びらも この気持ちも
夢から目覚めてしまえばいい
あなたのすべてを忘れられるなら
今以上もこれ以上もなにもいらないから
そばにいなくても大丈夫だよ
「愛してるよ」ってもしもあの日雨の午後に あなたに返すことができたなら
また同じ夜明け見れてたかな?
あなたがいるこの世界に生まれてこれたことを
幸せと呼べる日がくるなら
ねぇ まだ見たこともない空も その青さも
幸せを束ねた花みたいに
重なっていくことを夢見てた