アヤメ
見違えるほどに空はあんなにブルーなのに
はいでもいいえでもないグレーな気持ち
ねぇ大丈夫? ってあなたに言わせちゃいけないよね
愛想笑いの日々に何を贈ろう
そばにいてほしい
そんな言葉でよかった
失ったものだけが積み木みたいに重なって
崩れないようにすることで精一杯だ
それでもしわくちゃになった思い出たちの愛しさが
この胸の奥を途方もなく照らすから
今 会えなくても 育んで行ける
あなたがいるから 僕はもう迷わないんだ
あなたの涙の意味を わかったつもりでいたよ
寄り添いあっていたってさ まだ足りない
あれはアヤメ色
あの日教わった色
大切なものなんてほんとはあんまりなかった
あなたが少し微笑むくらいでいいんだ
人より上手に生きられない自分を見つめながら
誰にも真似できない明日を探してる
忘れたいことなど一つとしてない
あなたが残した この痛み抱いて歩いて行く
変わらないものがあるんだよ
見えているものが全てなんかじゃないんだ
なんだか今日バラエティを見て笑えたよ
些細な幸せが愛しくて
失ったものだけが積み木みたいに重なって
崩れないようにすることで精一杯だ
それでもしわくちゃになった思い出たちの愛しさは
ふるえる僕の心つかんで離さない
僕らは行くんだ 風に吹かれても
途切れやしないよ 何度でも生まれ変わって行く