Peach Melba
東子 古内
二人を見ていると
もう何も言えないけど
好きよ 大好きよ 心から
きっと彼女より
きまって彼女が去ったあとは
甘い香りがしてた
あれはピーチメルバ
小さな手のひらからあふれる
柔らかな優しさに
あなたも惹かれたの?
ほんとはね
ちょっと側にいるだけで
胸がつぶれそうだった
いつもと同じように笑えない
祈ってる 二人のため幸せを
そんなこと嘘だもの
彼女と出会う前に帰りたい
四月の春風にとけていく
ピーチメルバ
どうしてこの心こんなにも
みだしてゆくの
二人を見ていると
もう何も言えないけど
好きよ 大好きよ 心から
きっと彼女より
あなたと過ごしてきた時間や
思い出の数ならば
誰にも負けないのに
ほんとはね
ゆうべ約束していた
電話が来ていたなら
今度は打ち明けるはずだった
祈ってた 二人が壊れるように
そんな自分が悲しい
きっと誰も悪くはないのに
四月の春風にとけてゆく
ピーチメルバ
どうしてこの心
こんなにもみだしてゆくの
二人を見ていると
もう何も言えないけど
好きよ 大好きよ 心から
きっと彼女より