レヴェランス
秋緒 井上
光醒めない想いのレヴェランス
揺れて鮮やかに瞬間(とき)を繋げる
目の前を遮られて駆け出せず迷う街
交差点震えながら
削られてもさらす心
誰もが痛みに触れずにいたくて
恋に墜ちてゆく
光醒めない想いのレヴェランス
それはあなたさえ傷つけそうで
つよく儚く手を差し伸べて
揺れて鮮やかに瞬間(とき)を繋げる
このままじゃ居られなくて
違うもの欲しがったり
めまぐるしく変わっても
自分なりの象徴(しるし)がある
どこにも翔べずに
はばたく翼を「願い」と呼ぶなら
光醒めない想いのレヴェランス
胸があの空を望み焦がれる
どうか祈るから愛を伝えて
淋しいきらめきはまだ届かない
巡る求めるまた見失う
まるで擦れ違う奇蹟のように
光醒めない想いのレヴェランス
それはあなたさえ傷つけそうで
つよく儚く手を差し伸べて
揺れて鮮やかに瞬間(とき)を繋げる