しゃアない節
時計台の雨馬鈴薯の苗
兵隊さんの住む街
夜汽車に揺れ私は何故
彼の地へ赴くのか?
二丁目の彼女に「サヨナラ」も言えず
どうして今日は ah 悲しくないのだろう?
表彰状を受け漫画本を投げ
兵隊さんは今日もパレード
想像上の影 夢より何故 胸昂揚るのか?
ラーメン屋の親父に「ありがとう」も言えず
こうして愛は ah ため息に変わるだろう
しゃアない 嗚呼 人生のブルース
「しゃアない節」よ
塀の中に神は降りて
そして君主のようにこう言う
"さあ! 武器を持て!"
金平糖食べ障子を防り 北風に震え
建て前さえネジ曲げれば
彼の地へ赴くのか?
生まれた故郷に ah「サヨナラ」も言えず
いつかきっと ah 愚痴など吐くのだろう
Ah しゃアない 嗚呼 人生のブルース
「しゃアない節」よ
嗚呼「平和」の意味が違って見える
そして愚かなボスがこう言う
"さあ! 若者よ人を撃て!"