君がいなければ
元春 佐野
つかのまの陽ざしのなか
ホコリだらけの街を歩く
風は君の髪を撫でて
沈みこんだ気持ちも消えてゆく
時々 何も見えないふりを
してしまうけれど
時々 何も気づかないふりを
してしまうけれど
君がいなければ
君がいなければ
喜びの意味さえ知らずに
時は流れてただろう
本当の君に出会うため
すり切れるまで夢をみていた
打ち明けることもできずに
ムダな事ばかり話していた
時々 何も聞こえないふりを
してしまうけれど
時々 何も知らないふりを
してしまうけれど
君がいなければ
君がいなければ
せつなさの意味さえ知らずに
夢は消えていただろう
時々 何も見えないふりを
してしまうけれど
時々 何も気づかないふりを
してしまうけれど
君がいなければ
君がいなければ
悲しみの意味さえ知らすに
さまよい続けてただろう
君がいなければ
君がいなければ
さよならの意味さえ知らずに
時は流れてただろう