Veranda
繁 岸田
言い訳なんか通用しないさ
ベランダの煙草から
真っ青な煙が出てる
木のふちに被さって
真っ青な煙がみえる
曇天模様の空なんか
まっすぐ上をみつめてる
言い訳がましく
君とのこと思い出すだろう
すぐにでも旅に出れるかな
何もなくなっちゃったかな
そんなに人間は強いかな
僕なんかこうやって
この気持ちをうたにできる
君ならどうする何を思い出す
それとも全部忘れてしまうかな
外の空気はきれいだろう
梅の花びらしか
季節の到来教えてくれなくなった
春になったら変わるだろうって
言った通りになるのかな
君からの便りもなく
一つ季節は過ぎてって
しかめっ面したとき
ちょっと思い出してまた消えた