涙は雨粒
触らないでくれ そんなニセモノな愛撫であやされたくないし
夢でキスしたみたことあるひと 君じゃないの 笑えちゃった
「ほんとにごめん」とすぐ泣かれてもな 僕は赦すしかないんでしょ?
水に流してしまえたなら 「合わないね」と砕けちゃった
簡単に解きたくないけど 指がなぞるパスコード
雲が動く 本音を隠した掌
どしゃぶられては天照らす また絶望できないまま剥がれる
曖昧できれいだった 君が零す涙は雨粒
わからないふりを君のためにする 僕のためでもある行為
水たまり ふたり飛び越えた お互い様 赦せちゃった
散々びしょ濡れて寒いよ 胸の中のシャーベット
掬い上げる あたたかい君の掌
どしゃぶられては天照らす また絶望できないまま剥がれる
曖昧できれいだった 君が零す涙は雨粒
くだらないなんて くだらないなんて
くだらない話はしたくない
今しかできない話をしよう
時間はきっと限られてる あゝ
どしゃぶられては天照らす また絶望できないまま剥がれる
危うくてきれいだった 溢れる君の涙は雨粒 洗い流してよ