歳月の轍
振り返れば 泣いてしまう
今でも輝く日々よ
喜びも悲しみも二度と
手には入らないもの
何も知らず ただがむしゃらに
坂を登って ふと気づけば
ここにいた
雪よ 降れ さよならの空
街を真っ白な世界に
今日まで歩いた 通い慣れた道も
日常のあの景色も
雪よ 降れ 美しいまま
何も後悔などない
新しい自分に 生まれ変わるために
全てを消して欲しい 歳月の轍
この季節が巡る度に
何度も思い出すでしょう
底冷えが寂しさに変わって
あの空 見上げたことを
生きる意味をやっと知って
自分の意思で歩き出した
長い道
止まないで 粉雪のまま
絶えることなく舞い散り
憧れの大地 それぞれが目指した
汚れなき結晶たち
止まないで 積もらなくても
人は忘れたりしない
あんなひたむきに 想い続けられた
私の青春時代 夢の轍
そっと この掌を広げて
掴もうとしてた 届かない雪
雪よ 降れ さよならの空
街を真っ白な世界に
今日まで歩いた 通い慣れた道も
日常のあの景色も
雪よ 降れ 美しいまま
何も後悔などない
新しい自分に 生まれ変わるために
全てを消して欲しい 歳月の轍
轍に今 呟く ありがとうと